子供たちの明るい未来のために児童支援に力を入れられている齊藤先生。東南アジアの学校に通えない子供たちのための活動も精力的にやられています。そんな先生に事務所の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。

所属弁護士会:東京弁護士会
先生が弁護士を志した理由は?
私が中学生の時に「最後の弁護人」という阿部寛さんが主演をされていたドラマを見て、 こんなに世の中の人のためになる仕事があるのかと感銘を受けたのがきっかけで、自分もそんな仕事をやりたいと思い弁護士を目指しました。
クレヨン法律事務所の特徴って?
当事務所は、児童支援に力を入れています。児童相談所との対応や学校でいじめを受けてしまった児童のサポートもしています。交通事故や医療事故対応では、不慮の事故で親を亡くされてしまった子供もたくさんいますので、その子供たちがきちんと生活して、自立して、大人になれるための賠償金対応などにも注力しています。提携している医療機関もありますので、医療トラブルについて相談を受けた際は迅速な対応が可能です。
色々な仕事を通じて最終的に子供たちが元気になればと考えています。弁護士になった後、どんな仕事をしていきたいか考えたときに、これからの未来を作っていくのは今の子供たちになるので、その子供たちが大きくなった時にこんなことがやりたい、あんな人になりたいと将来に希望を持ち、夢を描ける社会環境にしていきたいと思っています。
相談に来ていただいた方には、なんでも話をしてくれるような雰囲気づくりを心がけています。せっかく時間を作って相談に来ても、話したいことが話せなければ意味がありませんので、まずは、何が話したいことで、何が問題なのか丁寧に聞き取りをするようにしています。
私個人では、東南アジアには学校に通えない子供たちが多くいるので、通学が困難な子供たちの学校を設立するNPOと協力して活動しています。
今後の弁護士業界とその中での先生の展望について教えてください。

今の弁護士の多くは離婚や交通事故、労働事件などなんでも扱うところが多いと思います。
そういう弁護士事務所は今後少なくなり、100人、200人規模の弁護士が在籍している事務所が一般民事の対応をやって、数人規模の個人事務所は各分野に特化して、大手の事務所では処理しきれない業務を扱っていくようになると思っています。
海外との関りも今後は切っても切り離せなくなるので、弁護士は海外の事案も多く扱っていくようになり、国際結婚や海外企業とのM&A、企業法務関係はさらに拡大していくと思います。
当事務所は「子供たちが自分たちの将来や夢を自由に描ける社会を作る」という理念で始めました。子供たちというのは日本の子供たちだけでなく、海外の子供たちも含まれます。例えば東南アジアですと小さい子供が深夜物乞いをしてお金をもらっていたり、路上で生活したりしているのを実際にこの目で見てきているので、そういった子供たちが一人でも少なくなって、日本の子供たちと海外の子供たちが自由に交流できるような、国境や国籍、人種関係なく、誰もが活躍できるような社会を実現していきたいです。